2023年2月 新規検定済ホルスタイン種雄牛紹介

ジェネティクス北海道 2023年2月期 ホルスタイン新規検定済種雄牛

JP3H58612 リジツトスター

ジェネティクス北海道 JP3H58612 リジツトスター

血統:JC スター×セーブ×モーグル

個体識別番号:15557-0783-3
生年月日:平成29年11月9日
生産者:北海道 武田 政一 氏

高い産乳成分と低い体細胞スコアで乳質改善に最適

2023年2月の乳用種雄牛評価成績にて全国第12位で初登場した「リジツトスター」は全国第1位の乳脂肪率(+0.51%)と第1位の体細胞スコア(1.30)の改良が特徴です。

母「レーネア」は当団優良遺伝資源造成事業由来の受精卵産子であり、北海道紋別市 武田政一牧場で誕生しました。
ファミリーは好体型が特徴の「モーニングビユー スーパー ロクシー EX-90」であり、さかのぼること10代連続EXの「シー グレンリツジ サイテーシヨン ロクシー EX-97」につながります。母「レーネア」は「JP3H57446 レイブ RED」の全きょうだいであり、2015年5月未経産時にGNTP第93位で初登場、8月には第69位にランキングしました。
当時ヤングサイアとして高いゲノミック評価を持つ当団種雄牛「JP3H57288 JC スター」を交配し、初産分娩でリジツトスターが誕生しました。
父「JC スター」は現在全国第6位にランキング、7期連続トップ10を記録する全国第2位の産乳成分と第2位の低い体細胞スコアが特徴です。

「リジツトスター」は母系の優れた体型と好乳器に加え、父「JC スター」より受け継いだ管理しやすい中型サイズの体と高い乳成分、優れた疾病繁殖成分が特徴です。
娘牛は正確な尻構造と乳用性に富んだ乳器を持ち、乳脂肪率は平均4.2%を超えます。
また「ブツケム」、「スーパーサイアー」を含まないアウトクロスな血統構成で交配しやすく、高い乳成分と低い体細胞スコアで乳質改善に最適な種雄牛です。

ジェネティクス北海道 JP3H58612 リジツトスター
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JP3H58565 ダンサー トム

ジェネティクス北海道 JP3H58565 ダンサー トム

血統:ゲートダンサー×デルタ×オースタイル

個体識別番号:13859-2228-4
生年月日:平成29年8月10日
繁殖者:アメリカ ウィリアム ペック/ウェルカム ストックファーム LLC
生産者:北海道 (株)ベイリッチランドファーム

決定得点の高さと好乳器で耐久性に優れた娘牛生産

2023年2月の乳用種雄牛評価成績にて全国第18位で初登場した「ダンサー トム」は全国第2位の乳器(+2.04)と第3位の決定得点(+1.20)、第3位の耐久性成分(+656)が特徴です。

「ダンサー トム」は当団優良遺伝資源造成事業によって導入した受精卵産子であり、北海道美瑛町 (株)ベイリッチランドファームで誕生しました。
ファミリーはアメリカ ニューヨーク州ウェルカムストック牧場で活躍する耐久性のある肢蹄が特徴の「ウエルカム マーク レーシー ET EX-91」であり、好体型種雄牛「JP3H56376 キユートマン」を輩出したことでも知られています。
ダンサー トムの祖母「ウエルカム オースタイル ロンニー ET VG-88」はファミリー譲りの好肢蹄が特徴であり、彼女の最も高いゲノミック評価を持つ娘牛が「ウエルカム デルタ ローラリン ET VG-86」でした。
「ローラリン」は優れた乳器・肢蹄と繁殖性を兼ね備えるデルタ娘牛であり、「ローラリン」に体型と能力に優れた種雄牛「ゲートダンサー」を交配し誕生したのが「ダンサー トム」です。

「ダンサー トム」は母系の特徴である耐久性に優れた肢蹄と父「ゲートダンサー」の好乳器を受け継いでおり、娘牛は前乳房の付着の強さと好ましい後肢の角度が特徴です。
娘牛決定得点は平均81.9点と高く、「JP3H58010 ブーテイー」に次いで全国第2位の体型改良に優れる種雄牛であり、耐久性に富んだ気質温厚で管理しやすい娘牛生産が期待されます。
また「ブツケム」を含まない血統構成も特徴です。

ジェネティクス北海道 JP3H58565 ダンサー トム
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JP3H58515 バローズ

ジェネティクス北海道 JP3H58515 バローズ

血統:バトルクライ×ビツグ ポイント×スノーマン

個体識別番号:14880-8737-8
生年月日:平成29年8月20日
繁殖者:オランダ Lファン ザンドウェイク
生産者:北海道 (株)稲川牧場

中型サイズと好ましい乳頭配置、優れた乳質でロボット搾乳に対応

2023年2月の乳用種雄牛評価成績にて全国第25位で初登場した「バローズ」は全国第1位の乳蛋白率(+0.35%)と第2位の体細胞スコア(1.35)、第4位の乳脂率(+0.37%)、第7位の高い在群能力(+2.31)が特徴です。
またロボット搾乳にも適した中型サイズの体と好ましい乳頭の配置、長さを持ちます。

「バローズ」は当団優良遺伝資源造成事業によって欧州から導入された受精卵産子であり、北海道美瑛町 (株)稲川牧場で誕生しました。
ファミリーはデンマークで活躍する「タイアースペード プラネツト ジユノー ET EX-90」であり、さかのぼると国内で活躍する「ジユリエツト」ファミリーの元祖「カーナーボーン クレイタス ジーン EX-91」につながります。
「バローズ」の母「ボー ヤンカ」は当時ドイツでのゲノミック評価が高く、特に乳蛋白量の改良に優れた未経産牛であり、全きょうだいもドイツ評価値第1位の未経産牛でした。
「ボー ヤンカ」はドイツ産種雄牛である「ビツグ ポイント(父:バリスト)」と「スノーマン」という欧州ならではの血統構成が特徴的で、この「ボー ヤンカ」に乳成分と管理形質の改良に定評のある「バトルクライ」を交配しバローズが誕生しました。
「バローズ」の全きょうだいで「デイベロツプ バトルクライ ボヤンカ 8405 ET」は元経産牛第1位にランキングした産乳成分に優れた経産牛です。稲川牧場を中心に繁栄する「ボヤンカ 8405」は高いゲノミック評価値を持つ娘牛を多数輩出しています。

「バローズ」は高い乳成分率と低い体細胞スコアから乳質の改善と、ロボット搾乳にも対応する種雄牛です。
また「スーパーサイアー」を含まない血統構成が特徴です。

ジェネティクス北海道 JP3H58515 バローズ
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JP3H58438 クロス レイゲン

ジェネティクス北海道 JP3H58438 クロス レイゲン

血統:レイゲン×リフレクター×マツセイ

個体識別番号:14437-1439-4
生年月日:平成29年7月13日
生産者:北海道 辻 正和 氏

好乳器と肢蹄、乳成分オールプラスのアウトクロス種雄牛

2023年2月の乳用種雄牛評価成績にて全国第31位で初登場した「クロス レイゲン」はアウトクロスと長命性が特徴の「バルハラ マーク ミツチー VG-86」ファミリーから誕生した全国第5位の乳器(+1.49)と第6位の肢蹄(+0.59)、乳成分オールプラスが特徴のアウトクロス種雄牛です。

母「ハツピークロス マリアン ET VG-85」はアウトクロスと好繁殖性が特徴の「JP3H57595 リフレクター」と全きょうだいであり、当団優良遺伝資源造成事業の受精卵産子として北海道帯広市 辻正和牧場で誕生しました。
8代連続VG以上を達成、7歳となった現在も牧場で活躍している長命連産性に優れた経産牛です。
「マリアン」は未経産時に高いゲノミック評価を持つことからアウトクロスと好肢蹄が特徴の「レイゲン」を交配し、初産分娩にて「クロス レイゲン」が誕生しました。

「クロス レイゲン」は父母から受け継いだ耐久性のある肢蹄と好乳器が特徴であり、娘牛たちは優れた前乳房の付着と適度な角度の後肢飛節を持ちます。
また空胎日数は第8位(125日)と母譲りの好繁殖性を発揮します。
「スノーマン」、「ブツケム」、「スーパーサイアー」、「プラネツト」、「ゴールドウイン」を含まない交配しやすいアウトクロスな血統構成と、優れた乳器と肢蹄から飼養環境問わず活躍が期待される種雄牛です。

ジェネティクス北海道 JP3H58438 クロス レイゲン
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